台湾への個人旅行で5,000元が当たるキャンペーンは
みなさんよくご存知ですよね。
今回、3回目にして初めて当選しましたが、
電子マネーを受け取るためのカードの在庫の関係で、
「一卡通」というカードを初めて使用しました。
一卡通はどんなカードなのか、使えるお店はどこなのかを解説します。
3日以上の滞在で応募可能!5,000元キャンペーン
本キャンペーンは、約25,000円分に相当する金額が
当たるチャンスとあって、3日以上台湾に滞在する際は
必ず申し込みたいキャンペーンです。
(2025年6月30日まで実施予定)
▼詳しくはこちら
https://5000.taiwan.net.tw/index_jp.html
当選すると、5,000元を電子マネーとして受け取るか、
ホテルの宿泊割引クーポンとして受け取るかを選びますが、
多くの方が電子マネーを選択されると思います。
その場合、5,000元が課金されたICカードを受け取るのですが、
カードは下記の3種類のいずれかです。
①台湾全土で広く使用されている「悠遊カード」
②主に台湾南部で使用されている「一卡通」
③台湾セブンイレブンが発行する「icash2.0」
在庫があればカードの種類を選べるようですが、
今回の訪問時は②の「一卡通」しかなく、このカードで電子マネーを受け取りました。
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ただ、「一卡通」は使えるお店が非常に少ないカードでしたので、
以下で詳しく見ていきます。
使えるお店が非常に少ない一卡通
今回、台湾を訪問したのは2024年2月下旬。
桃園国際空港の第2ターミナルで本キャンペーンの抽選を行い、見事当選しました。
ちなみに、5,000元キャンペーンが始まってから
これが3回目の訪問で、過去2回は当たりませんでした。
なので、個人的にはやっと…という感じです。
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電子マネーに交換しようと受付へ行くと、
「悠遊カード」がなく、「一卡通」になると告げられました。
一卡通とは、下記のようなカードです。
2008年の高雄メトロ(高雄KRT)開通とともにサービスを開始。2017年以降は様々な企業と提携し、現在は台湾の各公共交通機関やコンビニ、映画館、観光スポットなどで電子マネーサービスを提供しています。
【台湾電子マネー】観光や留学に便利な一枚:ーカー通(iPass 一卡通) (kkday.com)
一卡通についてはあまり詳しくなかったため、
悠遊カードとの違いを尋ねたところ、「ほとんど同じ」と言われました。
なので、了承して5,000元がチャージされた「一卡通」を受け取りましたが、
観光の中で分かったのは、「一卡通」は使えるお店がかなり少ないこと!
地下鉄やバスなどの公共交通機関、コンビニでの買い物では
問題なく使用できますが、スーパーや薬局、ドリンクスタンドでは
ほぼ使用できませんでした。
具体的には・・・
■スーパー
街中でよく見かけるスーパーでは、「全聯福利中心」だけが使えます。
カルフールをはじめ、その他のスーパーでは使えません。
■ドリンクスタンド
「50嵐」は使用可能ですが、店舗により使用不可ところがあるようです…。
フルーツフレーバーのドリンクがおいしい「大苑子」も使用できます。
一方で、CoCo都可、可不可、スターバックスは使用不可です。
■ドラッグストア
街中でよく見かけるオレンジ色のドラッグストア「康是美(COSMED)」や
水色の「屈臣氏(Watsons)」は使用できません。
■おみやげ
筆者は使用したことはありませんが、
台湾各地の特産品や名物を取り扱う「新東陽」は
使用可能のようです(「一卡通」公式サイト参照)。
このように、観光の中でよく立ち寄るお店ではほとんど使用できず、
交通費とコンビニでの消費がほとんどになってしまいます。
ローカルスーパーである「全聯福利中心」でおみやげを購入するように
心がけましたが、それでも4日間の滞在で半分以上のお金が余りました。
なお、一卡通は「1回の利用限度額が1,000元、1日の利用限度額が3,000元」
という上限がありますので、注意してください。
※1回の利用限度額については、会計を2回に分けることで解決できます。
ちなみに、「悠遊カード」で受け取れた場合はとてもラッキーで、
使えるお店は非常に多岐にわたります!
詳しくは下記サイトをご覧ください。
▼詳しくはこちら
【台湾】台北で交通系ICカード「悠遊卡(EASY CARD)」が使えるお店おすすめ12選 (tripnote.jp)
使い方を工夫して台湾観光を楽しんで
以上のように、一卡通は使用できるお店が非常に少ない交通系ICカードでした。
もし「一卡通」が当たった場合は、なるべく多くのお金を消費できる
おみやげの購入で使用可能な店舗を探すなど、少し工夫が必要になりそうです。
なお、カードの有効期限は90日になりますので、3か月以内に台湾へ
再訪予定のある方は、その際に使用するのもアリだと思います。
英語・中国語に抵抗がない方は、公式サイトで
「一卡通」の使用可能店舗を探すことができますので、
参考にしてみてください。
公式サイトの見方はこちらで詳しく解説されていますよ◎
仮に「一卡通」が当たったとしても、物価高・円安のご時世では
非常にありがたいキャンペーンになりますので、使い方を工夫して
台湾観光を楽しんでみてくださいね!